●最新刊●
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鯨類海産哺乳類学

加藤 秀弘:著
B5判 96頁 価格2100円(税込)

水界に生息する哺乳動物群は地球上のあらゆる水域に適応放散している。これらの動物群は水棲哺乳類(もしくは水生哺乳類)として表記するほうが正しいかもしれないが,一般的には海産哺乳類として浸透している。本書では,おもに海域に生息する鯨類を中心に,ジュゴンやマナティなどカイギュウ類,アシカ,アザラシなどを含む鰭脚類について展開しており,ほかに例をみない構成となっている
基本的に(1)生物としての鯨類・海産哺乳類, (2)資源として鯨類,(3)人類と鯨類の関係を取り扱い,極力最新の情報や学術的な進展にも対応できるよう,各講演会や授業などにおいて付説した事柄を取り込むためのメモ欄を併設した。受講者各位には受講後にもふり返ることのできるような独自の書籍が完成するだろう。陸に起源をもつ鯨類や海産哺乳類が,いかにして水界という新しい環境になじんできたかを学び,今後の“人類と環境の関係”を再考する糧の一助となれば幸いである。

●主要目次
● 鯨類海産哺乳類学
水生(海産)哺乳類とは
● 鯨類の世界
鯨類の進化/ヒゲクジラ類とハクジラ類/ヒゲクジラ類の分類/ヒゲクジラ類の体のつくり/回遊と耳垢栓/シロナガスクジラ/シロナガスクジラ−ピグミーシロナガスとは/シロナガスクジラ−クロミンククジラとの関係/イワシクジラとニタリクジラ/セミクジラ/コククジラ/ザトウクジラ/ハクジラ類の分類/ハクジラ類の体のつくり/ハクジラ類の年齢査定/マッコウクジラ/ツチクジラ/シャチ/コビレゴンドウ/ハンドウイルカ/イシイルカ
● 海牛類の世界
海牛類とは/マナティとジュゴンの違い/ジュゴン/ステラーカイギュウ
● 鰭脚類の世界
鰭脚類とは/鰭脚類 3 科の違い/トド
● 鯨と人とのかかわり
資源調査と管理/捕鯨業/国際捕鯨委員会(IWC:International Whaling Commission)/鯨類と超高速船/座礁
● 巻末資料
水生哺乳類分類体系と種名リスト/原住民生存捕鯨による捕獲統計(1985年以降)/科学許可による特別捕獲統計(1986/87漁期以降)/商業捕鯨による近年の捕獲統計(1985/86漁期以降)/小型鯨類漁業による近年の捕獲統計(2000年以降)/鯨種判別ポイント

光と海洋の一次生産

Trevor Platt & Shubha Sathyendranath:著
中田 喜三郎:訳
B5判 上製 188頁 価格6510円(税込) ISBN978-4-915342-54-7

海洋の生態系の構造と機能を理解するために,一次生産についての知識は不可欠である。本書では,一次生産量を計算するために必要となる基礎理論を系統的に展開し,海洋における一次生産をモデル化するにあたってどのような点に注意し,どういった手順をふめばよいか,実際の手法とともに解説した。「海洋と生物」で連載されたものを単行本用に再編集した,待望の書。

●主要目次
はじめに/日本語版への序文/本書で使用される記号

第 1 章 光合成と光(序文/主要な変数/現象論的な設定/数学的な表現/経験モデル/スペクトル表示/規格化された照度と光順化パラメータ/解釈)

第 2 章 水柱における 1 日の一次生産量(序文/深度に依存しない生物量/経験的な推定法)

第 3 章 生物量分布が一様でない場合(ずらしを入れたガウス分布/任意の層での光学的な性質/ガウス分布をもつ層の減衰係数/応用/一般的なクロロフィル量の分布/一様でない生物量分布が一次生産量におよぼす影響/データ/解析/一次生産量の計算と光の場の角度分布の重要性/固有の光学特性とみかけの光学特性/一次生産量の計算への応用)

第 4 章 光の場の角度分布(輝度と照度/下向きの照度の余弦成分の平均/海面に到達する光の角度分布/光源輝度の角度分布/大気中の輝度の関数とした水中での輝度/水中での余弦成分/大気中での輝度が一様な分布/大気中での輝度分布がハート型の場合/水中での輝度が一様な分布/利用可能な光モデル/吸収光モデル/光の場の角度分布と吸収光モデル/一次生産量の完全な定式化/吸収光モデルと利用可能な光モデル)

第 5 章 光合成−光モデルの生理学的な基礎(序文/指数関数モデル/ハイパボリックタンゼントモデル/統計的な基礎/光合成ユニット(PSU)に衝突する光量子の流れ/2 つのモデルの比較/クロロフィル量の比吸収係数/光合成パラメータ/光合成パラメータの相関/光合成パラメータの相対的な大きさ/強光阻害)

第 6 章 植物プランクトンによる光の吸収(パッケージ効果/吸収効率/色素の効果)

第 7 章 海色リモートセンシングと一次生産量(海色リモートセンシング/一次生産量とリモートセンシング/時間と空間のスケール/一次生産量を推定するための成分/リモートセンシングから計算される一次生産量/局所的なアルゴリズム/鉛直的に均質な非スペクトルモデル/表層混合層の 1 日あたりの生産量/一様でない分布/透過水深/有効な生物量/透過水深と有光水深の関係/経験的な方法/光学的特性/海色の解析的なモデル/モンテカルロ法/クロロフィル-a 濃度の推定/局所的なアルゴリズムの外挿/海洋区分の論理的な根拠/動的な生物地球化学的海域区分/生物地球化学的な海域区分の例 /一次生産量のリモートセンシング技術/むすび)

訳注/参照文献/索引

水環境の今と未来 藻類と植物のできること

神戸大学水圏光合成生物研究グループ:編
A5判 141頁 価格 1890 円(税込) ISBN978-4-915342-53-0

日本は海,陸を問わず水環境に恵まれ,それを利用してきた。水域にとどまらず,私たちをとりまく環境はいま大きな危機をむかえている。
植物は,地球の環境を維持していくのに重要な生物である。水中に生息する植物は藻類から維管束植物にいたるまで実に多様であるが,その利用にむけての研究ははじまったばかりだ。
私たちがこれからも水環境を守り,持続利用していくために,水生植物への理解を深め,これらがどのような可能性を秘めているかを解説した。

●目次
水環境の今と未来−藻類と植物のできること−
1. 海藻草類からみた都市沿岸域の水環境とその改善(川井 浩史)

 1.はじめに/2.海の光合成生物の多様性と特徴/3.沿岸の埋め立てと底生生物の減少/4.湾内の栄養塩濃度と透明度/5.底層貧酸素水塊の発生/6.港湾域と移入海洋生物/7.護岸形状と生物多様性/8.湾奥部のその奥にある閉鎖海域/9.海藻を用いた水質改善/10.湾奥部の人工干潟/11.運河の水質改善に向けて/12.おわりに/引用文献

2. 陸水における水生植物の多様性と保全(角野 康郎)
 1.水生植物とは/2.水生植物の多様性/3.絶滅危惧種の集中と保全の課題/4.急増する外来水生植物/5.水生植物の利用を考える −有効性と限界−/6.水生植物の多様性保全の視点/引用文献

3. 水生植物の生理(三村 徹郎・村上 明男)
 1.水環境で暮らす多様な植物たち/2.植物が水の中で暮らすということ(2−1.光合成/2−3.栄養塩の吸収/2−4.栄養塩吸収の分子機構)/3.環境に適応した遺伝子の利用/4.水生植物の基礎と応用研究の今後/引用文献/参考図書

4. 海藻を用いた海域環境再生−陸と海をつなぐ循環型社会の実現に向けて−(中西 敬)
 1.都市における海辺の機能/2.食料の自給率と環境問題・物質循環のひずみ/3.陸と海をつなぐ循環型社会/4.大型藻類のバイオマス利用/5.海藻による環境再生の試み(5−1.垂直護岸における藻場造成実験/5−2.アオサの有効利用による循環型社会形成の試み)/6.まとめと藻類ならびに藻類研究者の役割について/引用文献

5. 藻類と環境(池田 知司)
 1.淡水赤潮の発生と対策事例(1−1.対象貯水池の概況/1−2.増殖制限物質とその供給源/1−3.Peridinium bipes の増殖生理的特性/1−4.数値モデルによる増殖再現と要因の解析/1−5.対策案の検討と効果)/2.海洋深層水を発電所に利用した場合の環境影響予測(2−1.深層水の発電所利用による CO削減効果/2−2.植物プランクトン群集への影響/2−3.海藻への影響/2−4.深層水の大量取・放水影響/2−5.海域肥沃化の可能性)/3.藻類と環境からみた今後の課題/引用文献

6. マリンバイオによる環境浄化と資源回収(仲山 英樹)
 1.はじめに/2.身近でローカルな視点で考える/3.地球に広がる塩類集積環境の金属汚染/4.海洋エネルギーを活用したマリンバイオ/5.濃縮海水を標的としたマリンメタルバイオへの挑戦/6.おわりに/7.用語説明/引用文献

7. 微細藻類の工学的応用−海洋微細藻類の可能性−(竹山 春子・松本 光史・松永 是)
 1.はじめに/2.海洋微細藻類による二酸化炭素の有用物質への変換(2−1.高度不飽和脂肪酸の生産/2−2.UV − A 吸収物質)/海洋微細藻類を用いたエネルギー生産(3−1.海洋微細藻類を利用したエタノール生産/3−2.海洋微細藻類を用いたバイオディーゼル燃料生産/3−3.固形燃料としての活用/3−4.海洋における微細藻類の大量培養システムの構築)/4.おわりに/引用文献

8. バイオマスからの燃料,化学品生産−水生バイオマス利用への期待−(蓮沼 誠久・近藤 昭彦)
 1.はじめに/2.微生物によるバイオマス変換におけるキーテクノロジー−アーミング技術−/3.アーミング技術によるセルロースエタノール生産用スーパー酵母の開発/4.基幹化学品生産への展開/5.水生バイオマス利用への期待/引用文献

稚魚学 多様な生理生態を探る

田中 克・田川正朋・中山耕至:編
A5判 376 頁 本体価格 3675 円(税込) ISBN978-4-915342-52-3

●目次
第1章 「稚魚学」のすすめ
「稚魚学」のすすめ(田中 克)
第2章 初期生理生態の多面的アプローチ
 マダイ稚魚と餌生物たち(首藤 宏幸・田中 克)/カタクチイワシの回遊と生き残り過程(木村 量)/マイワシの長期資源変動(田中 克)/ニゴロブナ仔魚の驚異の生残戦略(藤原 公一・田中 克)/ハゼ類−ウキゴリ属の多様な生活史と個体発生の進化 (原田 慈雄)/魚の浸透圧調節の謎に挑む(廣井 準也)/核酸比による個体発生初期の特性把握(郭 又 )/ニシン仔魚の CCK 動態(上坂 裕子)/ヒラメ人工種苗を用いた大規模フィールド生態実験(田中 庸介)/ヒラメ種苗放流と分子生物学の出会い(藤井 徹生)
第3章 変態をする魚−異体類の生理生態
 希少種ホシガレイの生態と資源培養(有瀧 真人・和田 敏裕)/砂礫域に卵を産むマコガレイ仔稚魚の生態(反田 實・山本 章造)/カレイ類稚魚成育場としての河口域の役割(山下 洋)/川を遡るヌマガレイの生理生態(建田 夕帆)/ヒラメの初期生活史の多様性と個体群構造(前田 経雄・大河 俊之)/ヒラメの変態と眼の移動機構(岡田 のぞみ・田川 正朋)/異体類の変態と体色異常(青海 忠久・田川 正朋)
第4章 川と海を往復する魚たちの秘密
 ウナギの神秘に満ちた生活史(田中 克)/湖産アユと対比した海産アユ仔稚魚の生態特性(田子 泰彦)/飼育実験によりアユの摂食生態を探る(山本 章造)/幼形成熟魚シロウオの生理機構(原田 靖子)/アリアケヒメシラウオとアリアケシラウオの初期生活史比較(飯野 浩太郎)/柳川の初夏を飾る風物詩−エツの生き残り(兼松 陽太)
第5章 初期減耗を熱帯性魚類にみる
 飼育実験によるスジアラの初期生理生態(Trijuno, D. D.・田中 克)/ハタ類 3 種の初期減耗(與世田 兼三)/サラサハタ仔魚期の感覚器官の発達(向井 幸則)/バラマンディー仔稚魚の生理生態(田中 克)/マーブルゴビの初期生残(瀬尾 重治)
第6章 魚食に特化したサバ科魚類の生き残り戦略
 マサバの柔軟な初期摂食戦略(小路 淳)/クロマグロの初期生活史(梶 達也・田中 庸介)/サワラ仔魚の魚食戦略にみられるトレードオフ(小路 淳)/ハガツオ仔魚における特異な消化系の発達と魚食性の発現(梶 達也)
第7章 スズキ類の生活史の多様性
 飼育実験によるスズキ仔稚魚の生理生態特性(牧野 直・平井 慈恵)/有明海スズキの初期生態を探る(太田 太郎・日比野 学)/安定同位対比よりみたスズキ当歳魚の汽水域回遊(鈴木 啓太)/稚魚の遺伝的分析で示された有明海スズキの個体群構造(中山 耕至)/タイリクスズキ移入の脅威(井関 智明)/アカメの生活史(内田 喜隆)
第8章 稚魚研究の新領域−行動解析
 ヒラメ稚魚の行動生態と栽培漁業(古田 晋平)/マサバの群れ行動の個体発生(中山 慎之介)/学習能力の発達をイシダイ稚魚にみる(牧野 弘奈)/仔稚魚の生残に及ぼす紫外線の影響(福西 悠一)/稚魚の心理を読む(益田 玲爾)
第9章 稚魚研究の基本視点と将来展望 稚魚研究の基本視点と将来展望(南 卓志・田中 克)

今島 実:著「環形動物 多毛類」シリーズ 多毛類研究の必携書,待望の続編刊行!

環形動物 多毛類 III

B5判 560 頁 本体価格 38,000 円(税別) ISBN4-915342-51-6

本シリーズで網羅した多毛類の分布データをGISにてビジュアル化したCD-ROMつき(Windows対応,要インターネット環境)

●特徴
 1.本邦未報告種,新種を加え,全 8 科 154 種を解説
 2.前巻同様,著者の手による精密なスケッチと解説
 3.1種につき図説を見開き2〜3頁とすることで,より詳細な解説をおこなった
 4.種ごとの分布データ,水深ごとの種の群集構造,各緯度における出現状況をまとめた
 5.前巻とあわせて,多毛類研究者,干潟研究者などに必携の書

●8 科 154 種の内容
コガネウロコムシ科 20 種/ノラリウロコムシ科 30 種/ヒメウロコムシ科 9種/ヒレアシゴカイ科 3種/チロリ科 24 種/イソメ科 46 種/オトヒメゴカイ科 12 種/ケハダウミケムシ科 13 種/分布データ集,検索表,文献リスト


環形動物 多毛類 II

B5判 554 頁 本体価格 35,000 円(税別) ISBN4-915342-20-4

●16 科 221 種を掲載
ウロコムシ科 66 種/ボウセキウロコムシ科 4種/ニイロウロコムシ科 4種/コブゴカイ科 8種/カギゴカイ科 10 種/カギアシゴカイ科 1種/ナナテイソメ科 47 種/ギボシイソメ科 24 種/ノリコイソメ科 10 種/ヒメゴカイ科 18 種/ハグルマゴカイ科 2種/クルマゴカイ科 1種/トックリゴカイ科 11 種/ヘテロスピオ科 1種/チマキゴカイ科 6種/タマグシフサゴカイ科 7種/分布データ集,検索表,文献リスト


環形動物 多毛類(I 巻にあたります)も好評発売中!

B5判 本体価格23,301円(税別)ISBN 4-915342-10

●6 科 288 種を掲載
シリス科84種/ゴカイ科43種/シロガネゴカイ科24種/スピオ科45種/タケフシゴカイ科37種/カンザシゴカイ科55種/分布データ集,検索表,文献リスト

日本産エビ類の分類と生態 II コエビ下目(1)(ヒオドシエビ上科・イトアシエビ上科・ヌマエビ上科・サンゴエビ上科・オキエビ上科・イガグリエビ上科) 林 健一:編
B5判上製/306ページ/定価21,000円(税込)/ISBNISBN978-4-915342-50-6

待望の第2巻,刊行!
隔月刊「海洋と生物」に好評連載中の「日本産エビ類の分類と生態」よりコエビ下目を新たに編集し直し,また連載掲載時以降の最新の研究内容も反映させた大著。
1巻と同じく,試料を前に本書を繰りながら査定できるよう,図,検索表を充実させた。これらの図,記載内容のほとんどは,保存されている標本をもとに著者自身によって作成されたものである。
各属に代表的な種の全形を呈示し,それぞれの分類レベルでの詳細な記載と,各種の解説を掲載し,日本産種を網羅するようにした。必要のある場合は本邦産以外にも言及した。

<主な掲載種>
ヒオドシエビ上科−ヒオドシエビ科−ヒオドシエビ属(9 種),ハゴイタエビ属(2 種),メボソヒオドシエビ属(1 種),マルヒオドシエビ属(4 種),ジャニスヒオドシエビ属(1 種),トゲアタマエビ属(6 種),アタマエビ属(3 種),オキヒオドシエビ属(2 種),マルトゲヒオドシエビ属(9 種)
イトアシエビ上科−ミカワエビ科−ミカワエビ属(1 種)
イトアシエビ上科−イトアシエビ科−イトアシエビ属(5 種)
イトアシエビ上科−サラサエビ科−アカモンサラサエビ属(7 種),サラサエビ属(3 種)
ヌマエビ上科−ヌマエビ科−ヒメヌマエビ亜科−ミナミオニヌマエビ属(3 種),オニヌマエビ属(1 種),ヒメヌマエビ属(11 種),カワリヌマエビ属(4 種)
ヌマエビ上科−ヌマエビ科−チカヌマエビ亜科−チカヌマエビ属(1 種)
ヌマエビ上科−ヌマエビ科−ヌマエビ亜科−ヌマエビ属(3 種)
ヌマエビ上科−ヌマエビ科−ムカシヌマエビ亜科−ムカシヌマエビ属(1 種)
サンゴエビ上科−サンゴエビ科−ハネツキエビ属(5 種),サンゴエビ属(2 種),オオサンゴエビ属(5 種)
オキエビ上科−オキエビ科−ショウジョウエビ属(1 種),ソコシラエビ属(5 種),トサカオキエビ属(1 種),シラエビ属(6 種)
イガグリエビ上科−イガグリエビ科−イガグリエビ属(2 種)

●好評既刊●

鯨類生態学読本 加藤 秀弘・大隅 清治:編
B5判/220ページ/定価1995円(税込)/ISBNISBN4-915342-49-2

<2002年に小社より発行した「鯨類資源の持続的利用は可能か−鯨類資源研究の最前線」を,最新の事情に合わせ再編集,一部改訂し,普及版として新版を出版しました>

現在の鯨類資源学で焦点となっているトピックスや鯨類調査の新技術にいて、研究の最前線にいる研究者自身が各々の専門分野を分かりやすくまとめた。鯨類資源学の最も今日的な専門書として、また大学院生、学部学生の演習やゼミ資料として、さらに鯨類学や捕鯨問題に関心のある方々への基礎情報として、価値ある一冊。

<目次>
普及版作成にあたり/刊行にあたり(旧版)/最近の鯨類分類体系と名称

<鯨類の持続的利用は可能か>

鯨類特集にあたり―我が国における鯨類資源研究の方向性―(加藤秀弘)/鯨類資源の利用の歴史とIWC(大隅清治)/鯨類捕獲調査が目指すもの(藤瀬良弘) /IWC改訂管理方式(田中栄次)/生態系と鯨類(川原重幸)/小型鯨類の管理(岩崎俊秀・木白俊哉・加藤秀弘)/日本の鯨類目視調査の現状と将来(宮下富夫) /鯨類の持続的利用は可能か?(畑中寛)/ミンククジラの性成熟年齢若齢化が意味するもの―南極海大型鯨類の動態と新たな調査計画の展開―(加藤秀弘)

<鯨類調査の新技術>

鯨類における遺伝学的手法を用いた系群判別(後藤睦夫・上田真久)/ハクジラ類の年齢査定(木白俊哉)/耳垢栓を用いたヒゲクジラ類の年齢査定技術―南半球産ミンククジラを例として―(銭谷亮子・加藤秀弘/南極海におけるクロミンククジラアセスメント航海の変遷と概要(松岡耕二)/ヒゲクジラ類の食性解析―生態系解明の手段としての技術−(田村力)/鯨類の潜水行動研究(大谷誠司)/鯨類における音響調査技術の現状と展望(島田裕之)/バイオプシー・サンプリングシステムの開発(西脇茂利)/ハクジラ類の胃内容物精密分析手技―古くて新しい食性研究のスタンダード―(大泉宏)/計量魚群探知機による鯨類餌生物調査(村瀬弘人・木和田広司)/有機塩素化合物や重金属をトレーサーとした鯨類の生態解明の試み(藤瀬良弘・安永玄太・田辺信介)/鯨類の資源量推定のための飛行機目視調査―スナメリに対する調査―(吉田英可)/安定同位体比を用いた鯨類の生態研究(坂東武治)/鯨類の人工授精に向けて―雄ミンククジラにおける精子の保存と利用―(茂越敏弘)/南極海鯨類目視調査による資源量推定方法の問題点―観察者の経験年数を例として―(森光代・松田裕之)/鯨類資源変動傾向の解析のためのHITTER-FITTERプログラム(袴田高志)/IWCで用いられている鯨類資源評価・管理に関する数理的手法(岡村寛)/小型鯨類の衛星追跡(岩崎俊秀)/マイクロデータロガーによるアカウミガメの潜水行動の研究(南川真吾)

<調査と倫理>

JARPAの南極海産大型鯨類の生物学的情報入手への貢献(ルイス A. パステネ)/人道的捕殺とは何か―捕鯨と動物福祉―(石川創)

−コラム−世紀を越えたシロナガスクジラ(加藤秀弘)

天災・人災 海洋災害の分析と防災対策 藤縄 幸雄:編
A5判/216ページ/定価3150円(税込)/ISBNISBN4-915342-46-8

ここ数年、世界各国で起こった地震・津波・台風などの自然災害の猛威は、災害の恐怖を強烈に印象づけた。2005年に阪神淡路大震災から10年を迎えた日本でも、行政をはじめとして地域・企業・個人での災害認識は高まりつつある。
本書では海洋をめぐる災害を中心として自然災害の多面性を知るべく、さまざまな立場の研究者がそれぞれの立場でその手法や考え方を紹介する。

●前半部:自然科学的観点
リアルタイム地震情報、海溝型地震に関する研究成果、漁業災害とは何か、小惑星衝突の危険性
●後半:社会科学的観点
効果的な防災対策の立案、津波情報の有効利用、阪神淡路大震災から学ぶ災害復興の展望

<目次>
1章 リアルタイム地震情報を使って地震災害を少なくする(藤縄幸雄/特定非営利活動法人リアルタイム地震情報利用協議会)
2章 海溝型地震の観測成功と観測データから得られた今後の地震学研究へのフィードバック(三ケ田 均/京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻)
3章 漁業災害を改めて考える(鈴木輝明/愛知県水産試験場・漁業生産研究所)
4章 小惑星衝突がもたらす巨大津波と人類絶滅の可能性(磯部e三/特定非営利活動法人日本スペースガード協会)
5章 地震災害の軽減に向けて(目黒公郎/東京大学生産技術研究所・都市基盤安全工学国際研究センター)
6章 津波予測の今後−津波情報とその活用について(今村文彦/東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター)
7章 阪神淡路大震災以降の地震対策(林 春男/京都大学防災研究所巨大災害研究センター)

さとうみ
里湖モク採り物語 50年前の水面下の世界 平塚 純一・山室 真澄・石飛 裕:著
A5判/144ページ/定価1785円(税込)/ISBNISBN4-915342-48-4

日本人の生活圏の中には周囲の二次林を管理し,生活の一部としていた「里山」という文化がある。しかし,この文化も生活の向上とともに姿を消しつつある。湖の周辺に住み,湖と生活をともにしてきた人々も,同じように湖を「里湖(さとうみ)」として管理しながら,生活の一部に取り入れていた。現在は多くの湖沼で生活排水や化学肥料が流入し,すっかりその姿を変えてはいるが,50年前には水面下に植物が生い茂り,そこを生活の場とする動物が豊富に生育していた。特に「モク採り」と呼ばれる沈水植物の収穫は肥料としての利用以上に,湖の生態系を管理する役割も果たしていた。
近年,自然再生への市民の関心は高い。身近なところにある木々にはじまり,里山,海浜,そして湖沼。しかし実際にどのような,いつごろの自然を再生すればよいのだろうか。
本書は,そんな疑問から端を発し,全国の湖で「モク採り」に関わってきた人々から実際に聞き取り調査をおこない,また地元の関係資料を豊富に参照しながら,50年前の人々の暮らしぶりや水面下の世界を描いたものである。

<目次>
1.湖沼における自然再生と50年前の水面下の世界(なぜ 50 年前の水面下の世界なのか?/日本の湖沼環境の現在)
2.中海−50年前の水面下の世界と人々の暮らし−(肥料藻の種類,採集場所,採集方法/肥料藻採集権と操業形態/加工と販売,利用法/大根島における肥料藻の重要性と漁場争い/中海における肥料藻の採集量など)
3.宍道湖−50年前の水面下の世界と人々の暮らし−(調査方法/宍道湖における水草の種類と繁茂状況/宍道湖における水草および水草帯の利用状況など)
4.山陰地方の小規模な潟湖−50年前の水面下の世界と人々の暮らし−(湖山池/東郷湖/神西湖など)
5.全国の湖沼−50年前の水面下の世界と人々の暮らし−(東北地方(八郎潟/尾駮沼)/関東地方(涸沼/霞ヶ浦/印旛沼/手賀沼)/中部地方(浜名湖/諏訪湖)/近畿地方(琵琶湖)/北陸地方(河北潟/三方五湖)など)
6.沈水植物が繁茂していた頃の湖沼生態系と物質循環(「里湖」文化としての肥料藻採集/沈水植物が繁茂していた頃の湖沼における栄養塩循環/湖沼生態系における沈水植物群落の機能/沈水植物群落の衰退とその原因/沈水植物群落消滅が湖沼生態系に与えた影響)
7.自然再生事業と「里湖」文化の今日的意義−結語にかえて
付表:モク採り関連年表(肥料藻採集実態の湖沼間比較/社会の変化と湖沼環境の変化)

河川事業は海をどう変えたか 宇野木早苗:著
A5判/120ページ/定価1680円(税込)/ISBN4-915342-45-X

<推薦のことば>西條八束(名古屋大学名誉教授)
河川の研究は,治水,水資源,発電用水などの立場から活発に行われてきた。しかし,それらの研究では,河川が流入している海への影響はほとんど考慮されなかった。河川上流の魚付き林の漁業への重要性は,研究者・漁民によって認識されるようになったが,ダムや堰が造られた場合に海にどんな影響を与えるか,特に沿岸域における流れや水の交換,侵食・堆積作用などへの影響は重大と思われるのに,研究はほとんどなかった。
宇野木早苗氏は大著「沿岸の海洋物理学」を刊行された沿岸海洋物理学の第一人者であるが,近年,海岸線の後退,赤潮の発生や貧酸素化の増大,それに伴う水産資源の著しい減少など,沿岸域の環境の急速な悪化に注目し,ダム・堰などが沿岸域に与える影響の研究を精力的に続けられている。それらの影響を漁民は経験的には気付いていたが,そのメカニズムは解析されていなかった。この問題に関し,宇野木氏が近年多数の論文や報告書として発表された成果を,きわめて理解しやすく,まとめて下さったのがこの本である。河川や沿岸域の調査研究に関わる方には必読のものであり,また,その環境問題に関心のある方も是非お読み頂きたい。この方面の基礎的知識がなくても十分理解できるであろう。

<目次>
まえがき
1章 海の環境を悪化させた河川事業
川と人のかかわり/不知火海の場合−漁師たちの証言/有明海の場合/アスワンハイダムの場合
2章 海への影響を考えなかった河川行政
海への影響の把握が困難な理由/これまでの河川行政と海/高潮と洪水流の衝突を考慮しない設計方法/川と海は水系一体/河川事業の評価,その利益と損失
3章 川が養う海岸と海の流れ
海岸を養う河川/河川水が生み出す海の強い流れ/河川と沿岸の流れの形態/中国大陸から流出した河川水のゆくえ 32
4章 川が養う海水と生命
河川の影響が大きい海の構造/川と海が接触する海域における生態系の特徴/川からの流入物質と沿岸環境/川と海を回遊する魚
5章 最も汚濁した三河湾と豊川からの取水の関係
三河湾の環境はなぜかくも悪化したか/豊川用水の功罪/瀕死の三河湾を鞭打つ設楽ダムと大島ダム/ダムが海域に与える影響についての河川当局の対応
6章 河口堰が川と海に与える影響
川と海の連絡を断ち切る河口堰/地道なデータの積み重ねがあってこそ/河口堰の上流も下流も底層の酸素は確実に減少した/河口堰は川を湖に変えて環境を悪くした/とくに激しい河口堰下流の汚濁の進行/河口堰が海に与える影響は理解不足
7章 諫早湾の長大河口堰は有明海をどう変えたか
潮受堤防は長大河口堰である/弱くなった有明海の潮汐/潮流の減少と密度成層の強化/長大河口堰は巨大な汚濁負荷生産システム/長大河口堰前面の底層における汚濁の進行/諫早湾干拓事業の影響に関する農水省の対応
8章 川からの砂の供給が激減した海岸の惨状
海岸侵食はなぜ起きるか/名勝羽衣の松が危ない/海岸の侵食を止めるには/河川から流出する砂の量/海岸侵食は森林破壊によっても起きている
9章 漁場を壊滅させた黒部川出し平ダムの排砂
汚濁源となるダム湖/出し平ダムからの汚濁土砂の排出/沿岸漁業は壊滅的打撃を受けた/それでも次々に排砂が実施される不思議さ/影響は無視できるとした結論は正しいか
10 章 球磨川のダム建設後の八代海
ダムの堆砂による流出砂の激減/ダム湖起源の膨大な汚濁負荷/衰退する漁業と球磨川の水のゆくえ/漁獲の減少が激しい海域は負荷が最も少ない/ダムに砂がたまるほど漁獲量は減少している/ついに廃止に追い込まれた荒瀬ダム
11 章 川辺川ダムは八代海にどう影響するか
信頼しがたい海への影響予測/ダム湖の水質予測も再現不良/想像を絶するダム湖の堆砂量/ダムが八代海に与える影響は重大
むすび
もっと詳しく知るために
索引

ダム湖の陸水学 Kent W. Thornton, Bruce L. Kimmel, Forrest E. Payne(編) 村上 哲生, 林 裕美子, 奥田 節夫, 西條 八束(監訳)

B5判/255ページ/定価4,725円(税込)/ISBN4-915342-42-5

比較的新しい陸水生態系であり,あまり研究がなされていないダム湖の生態系について総括的に解説した書の初の翻訳。ダム湖は水理学,水文学,流体力学分野の技術者や,微生物,底生動物,プランクトン,魚類などについての生物学者,あるいは水環境の研究をする生態学者が学際的な研究を行なう格好の実験環境となりうるところでもある。このようなダム湖を有効に機能させ,なおかつ豊かな生態学的環境を維持していくためにはどうしたらよいか,また天然湖沼とダム湖の相違点ならびに共通点や河川流入との関連,連続した周囲の生態系との関わりをわかりやすく解説した。
未知の要因の多い,興味の尽きない生態系であるダム湖を総合的に解明した本書は,湖沼陸水学者,ダム湖陸水学者,土木技術者などさまざまな分野の研究者の情報交換や議論を深めるためにも用いていただきたい。邦訳には各関係者の分野が多岐にわたることを考慮し,オリジナルに用語解説,索引などを充実させた。

【主要目次】
はじめに/序/目次
第1章 ダム湖陸水学の概観(ダム湖の特性/References)
第2章 ダム湖における物質輸送過程(輸送作用/成層とポテンシャルエネルギー/気象の影響/流入水/流出量とダム湖の取水操作/結論/References)
第3章 堆積過程(集水域の特徴と土砂の輸送/堆積パターン/関連性/考察/References)
第4章 溶存酸素の動態(ダム湖内の溶存酸素分布に影響する要因/ダム湖の深水層における酸素欠乏の一般的なパターン/上流から下流への酸素減少パターンにみられる一般的な変動/結論と推論/References)
第5章 ダム湖の栄養塩の動態(栄養塩の流入/ダム湖内の作用/ダム湖の取水操作/概括/経験モデルの提案/References)
第6章 ダム湖の一次生産(ダム湖の一次生産者と一次生産を制御する環境要因/ダム湖内における環境勾配−植物プランクトン生産量への影響/植物プランクトンの光阻害/ダム湖の植物プランクトンによる従属栄養/濁水の流入とダム湖の植物プランクトンの生産量/経験的モデルとダム湖の生産力/連続したダム湖における植物プランクトンの生産力/結論/謝辞/References)
第7章 動物プランクトンにとってのダム湖環境(動物プランクトンにとって重要であろうダム湖と天然湖沼との違い/必要資源の空間的変化がどのように形成され,どのように動物プランクトンの個体密度を制御するか/資源の特性/懸濁土砂が動物プランクトンの摂食率や生存率におよぼす影響/ダム湖における動物プランクトン分布に関係する必要資源モデル/謝辞/References)
第8章 ダム湖の魚類についての概論(産卵の成否に影響する要/幼魚や小魚の生存に影響する要因/魚類の摂食に影響する要因/ダム湖の魚類の摂食に濁度がおよぼす影響/ダム湖の魚類生産力/References)
第9章 ダム湖の生態系: 結論と展望(ダム湖と天然湖沼の相違点と類似点/展望/謝辞/References)
おわりに/用語解説/日本語索引/英語索引

水産海洋ハンドブック

A5判/約600ページ/定価8,925円(税込み)
編集委員会:中田 英昭/上田 宏/和田 時夫/有元 貴文/竹内 俊郎/渡部 終五/中前 明

水産・海洋に関する最新の幅広い知識をまとめた,水産・海洋系学部研究者,学生,大学院生ならびに水産関連部局の行政担当者,水産試験場,水産関連企業等の研究者,技術者必携の書。

【主要目次】
1章 水圏環境(海洋環境/陸水環境/環境保全)
2章 水産生物(水産植物/水産動物)
3章 水産資源管理(水産資源管理の背景と目的/資源動態の理論/資源調査と資源特性値の推定/資源量推定法/水産資源と環境/資源管理/水産資源各論)
4章 漁業生産(漁具の分類,漁法の分類/魚群行動の基礎と応用/漁獲選択性とその応用/漁具材料と資材/漁具力学の理論と設計技術/漁業機械/漁船工学/水産音響/航法システム/漁業情報/主要漁業)
5章 生物生産(生物生産の基本/増殖の方法/種苗生産の原理と栽培漁業/養殖の原理/種類別主要魚介藻類生産法栄養と飼料/魚病と診断/遺伝と育種)
6章 水産化学(水産化学概論/タンパク質/脂質/エキス成分/色素/臭気成分/魚肉の死後変化と鮮度/海藻の化学/生理活性物質)
7章 水産物利用(水産加工/水産物の冷凍・冷蔵/水産食品衛生)
8章 水産経済(概論/漁業生産/漁業労働/漁業経営/協同組合・金融/流通と価格/水産加工業/漁村活性化と漁業の多面的機能/国際協力)
9章 水産法規(概論/多国間条約/二国間条約/基本法/水域に関する法律/漁業管理,水産資源の保存,管理に関する法律/水産振興・流通に関する法律/生息環境の保全,管理に関する法律/水産業団体・金融に関する法律/災害・保険に関する法律/漁港,地域振興に関する法律/漁船・船員に関する法律)

水産増殖研究 生産効果の考え方 野中 忠:編

B5判/368頁/5,800円[税別]/ISBN4-915342-41-7 C3062/ソフトカバー/2003年9月20日発行

水産増殖が盛んに研究されていた時代に活躍した著名な研究者の記した研究報告を資料集としてまとめた一冊。現代にも通じる偉大な業績集。水産増殖論とセットでどうぞ。

水産増殖資料(1956.4−1965.2)

1 志津川湾産マダコの成熟に関する研究(I) 田中二良2 福江湾伊川津海苔漁場における耕耘試験結果 大島泰雄・平野礼次郎・斎藤雄之助・鈴木忠雄/(3:欠号)/4 バフンウニの投石による生産効果について 大島泰雄・田中二良5 走水のタイラギとその漁業 田中二良6 イセエビの増殖.特に全漁場休漁,禁漁区の設置及び輪採による効果事例とその効果見積りについて 野中忠・大島泰雄7 ウニの増殖(1)福井県におけるバフンウニの漁獲について 大島泰雄8 魚礁の生産効果(I)神奈川県横須賀市鴨居漁協地先の魚礁について 大島研究室・神奈川水試9 三重県松坂市松名瀬地先における整地・作澪のアオノリ生産におよぼした効果について 大島泰雄・宮村光武10 神奈川県城ケ島地先におけるテングサの生産に対する投石の効果について 井上正昭・大島泰雄・田中二良11 福井県におけるバフンウニの投石効果:投石量と漁獲努力量の関係 大島泰雄12 コンクリート面造成によるイワノリの増殖効果事例 大島泰雄13 浅海増殖事業経済効果算定に関する新井試案について 大島泰雄14 三重県錦町における輸採によるイセエビの生産について 野中忠・大島泰雄15 神奈川県瀬ノ海に沈設された大型魚礁の生産効果について 渡辺博之・大島泰雄16 愛知県三河湾沿岸における海苔漁場の整地造成による生産効果 倉掛武雄・大島泰雄:ブルドーザーによる浅海開発(整地その他)事業経費について 倉掛武雄17 ワカメ増殖事業の時期に関する二・三の考察 斎藤雄之助18 瀬戸内海魚礁調査一覧表からみた魚礁の漁獲効果について 大島泰雄19 テングサの採取が行なわれている場合の添加率と投石による効果の見積りについて 大島泰雄20 知多半島南部におけるワカメの生産 愛知県豊浜漁協地先におけるワカメ増殖方法とその効果について 大島泰雄・斎藤雄之助・倉掛武雄21 三重県桃取漁協のナマコの生産について 大島泰雄・宮村光武22 ワカメの増殖一岩礁爆破による生産効果 大島泰雄:投石によるテングサの生産増加 大島泰雄23 山口県秋穂漁協における魚礁の生産効果 宇都宮正・田中二良・大島泰雄24 神奈川県瀬ノ海に沈設された大型魚礁の生産効果について(I) 大島泰雄・渡辺博之・小林良雄25 ワカメ増殖事業の生産効果に関する検討 斎藤雄之助26 小湊東水大臨海実験所地先の禁漁区におけるイセエビの調査資料 大島泰雄27 コンクリート面造成によるイワノリの増殖効果(I) 片田実・古旗喜太夫28 ナマコの増殖に対する投石(築磯)の意義とその効果についての検討 大島泰雄:ナマコの投石事業の生産効果について 大島泰雄/29 イセエビの標識放流について 野中忠・大島泰雄30 魚礁に関する資料2 大島泰雄31 伊豆大島におけるテングサの投石による生産効果 大島泰雄32 増殖資料NO.25の検討(ワカメ投石事業の効果の検討) 片田実33 アワビ標識放流試験 井上正昭・大島泰雄34 和歌山県加太漁協における魚礁の生産効果 田中二良・大島泰雄・宮本正昭・梅渓悦則35 海苔漁場整地造成による生産効果の見積りに関する二・三の試み 片田実36 岩礁爆破によるワカメの生産効果 投石によるテングサの増産効果 片田実37 人工魚礁の生産効果に関する検討 大島泰雄38 ハマチの小割養殖 特にその出支の検討 大島泰雄39 タコ産卵施設事業の生産効果について 大島泰雄

農林漁業試験研究分担研究報告

1 海藻生産の生態的解析
I 海藻胞子の散布範囲 片田実・田中祐史/II 知多半島南部に於けるワカメの豊凶変動 片田実
2 III 海藻の添加量と採取間隔 片田実
3 伊豆白浜板戸の天草漁業についての一考察 永田正

増殖効果ゼミナール資料

1 水産増殖資料No.6及び7に関する数理的解析 田内森三郎2 水産増殖資料No.9,10,11に関する数理的解析 田内森三郎3 水産増殖資料No.12,14,15,16及び伊豆浅海開発資料No.3,6号に関する数理的解析 田内森三郎4 水産増殖資料No.17,18,19及び伊豆浅海開発資料No.10に関する数理的解析 田内森三郎5 水産増殖資料No.20,21に関する数理的解析 田内森三郎6 水産増殖資料No.22,23,24,26,28,29,30,31に関する数理的解析 田内森三郎7 水産増殖資料No.33に関する数理的解析 田内森三郎

水産増殖論 水産増殖研究会:編

B5判/242頁/3,800円[税別]/ISBN4-915342-35-2 C3062/2003年1月20日発行

水産増殖に情熱を注いだ多くの研究者の紹介とその代表的な意見や,現在もなお注目されるべき研究内容を一同に集めた。時代の流れとともに移り変わる水産業への期待度や実績をこの一冊からくみ取っていただきたい。

I 章 水産増殖についての考え方
1
 本質的な水産学とは 田内 森三郎2 沿岸漁業の増産と資源培養―その役割と可能性― 大島 泰雄3 持続可能な社会への足懸り―水産資源増殖管理を原点にして― 林 知夫4 魚類資源の増殖と生態系―水産資源の持続的利用― 大方 昭弘5 水産増殖大概 野中 忠6 水産増殖論 秋元 義正7 漁業資源と増殖と養殖 佐野 和生8 増殖という価値 野沢 靖9 風に流されて行く水産業 金指 專一

II 章 行政と研究
1
 現在の水産増殖関連事業 藤島 浩晃2 水産行政と研究 中野 広3 水産増殖のもう一つの歴史 黒田 竹弥

III 章 増殖の諸問題
1
 伊勢湾におけるイカナゴの資源管理 船越 茂雄2 資源増殖研究に関する二、三の考察―志々伎湾におけるマダイの研究から― 畔田 正格3 福島県のヒラメ栽培漁業、資源管理 藤田 恒雄4 アサリ増殖に関する諸問題 柿野 純5 鹿島灘はまぐり漁業を中心とした漁業調整 草野 和之6 アワビ栽培漁業の現状と問題点 小島 博7 岩手県におけるエゾアワビの資源変動 内田 明8 海藻の増殖 片田 實9 沿岸水域環境の認識―沿岸漁業 ホタテ貝― 遊佐 多津雄

IV 章 栽培漁業
1
 栽培漁業の考え方と進め方<速記要録> 手塚 多喜雄2 栽培漁業のこれまでとこれから 本間 昭郎3 海産魚類の種苗生産と放流 大野 淳4 栽培漁業における一代再捕型と再生産型(討論)/5 水産増殖と経済―クルマエビ栽培漁業を事例として― 長谷川 彰6 栽培漁業と遊魚 小野 征一郎7 神奈川県における栽培漁業の受益者負担 今井 利為

V 章 水産増殖研究会の歩み
1
 水産増殖談話会と栽培漁業研究会―大島先生・片田先生― 野中 忠

再録論文初出一覧
著者略歴

−↓新版「鯨類生態学読本」を出版いたしました↓−

   

<在庫切れ>鯨類資源の持続的利用は可能か 鯨類資源研究の最前線

 2002年下関IWC開催を前に、捕鯨の再開や鯨の捕食問題を巡る議論が盛んとなっている。しかし、その根底にある科学的事実は一般には余り理解されていない。本書は、我が国の鯨類資源研究のリーダーである遠洋水研加藤秀弘鯨類生態研究室長と日鯨研大隅清治理事長の編集により、現在の鯨類資源学で焦点となっているトピックスや鯨類調査の新技術にいて、研究の最前線にいる研究者自身が各々の専門分野を分かりやすくまとめてある。鯨類資源学の最も今日的な専門書として、また大学院生、学部学生の演習やゼミ資料として、さらに鯨類学や捕鯨問題に関心のある方々への基礎情報として、価値ある一冊。

B5判 213pp. 本体3,000円[税別](送料240円) 

   

−目次−

刊行にあたり(加藤秀弘・大隅清治)/IWC下関総会に臨むにあたって―鯨類科学における日本科学者の貢献―(小松正之)/第54回国際捕鯨委員会(IWC)下関会議の焦点―鯨類の捕食と漁業との競合―(森下丈二)/持続的利用と人間の心構え(田中昌一)/最近の鯨類分類体系と名称(加藤秀弘)
<鯨類の持続的利用は可能か>
鯨類特集にあたり―我が国における鯨類資源研究の方向性―(加藤秀弘)/鯨類資源の利用の歴史とIWC(大隅清治)/鯨類捕獲調査が目指すもの(藤瀬良弘) /IWC改訂管理方式(田中栄次)/生態系と鯨類(川原重幸)/小型鯨類の管理(岩崎俊秀・木白俊哉・加藤秀弘)/日本の鯨類目視調査の現状と将来(宮下富夫) /鯨類の持続的利用は可能か?(畑中寛)
<性成熟年齢の若齢化が意味するもの>
ミンククジラの性成熟年齢若齢化が意味するもの―南極海大型鯨類の動態と新たな調査計画の展開―(加藤秀弘)/小型鯨類の衛星追跡(岩崎俊秀)/マイクロデータロガーによるアカウミガメの潜水行動の研究(南川真吾)
<鯨類調査の新技術>
鯨類における遺伝学的手法を用いた系群判別(後藤睦夫・上田真久)/ハクジラ類の年齢査定(木白俊哉)/耳垢栓を用いたヒゲクジラ類の年齢査定技術―南半球産ミンククジラを例として―(銭谷亮子・加藤秀弘/南極海におけるクロミンククジラアセスメント航海の変遷と概要(松岡耕二)/ヒゲクジラ類の食性解析―生態系解明の手段としての技術−(田村力)/鯨類の潜水行動研究(大谷誠司)/鯨類における音響調査技術の現状と展望(島田裕之)/バイオプシー・サンプリングシステムの開発(西脇茂利)/ハクジラ類の胃内容物精密分析手技―古くて新しい食性研究のスタンダード―(大泉宏)/計量魚群探知機による鯨類餌生物調査(村瀬弘人・木和田広司)/有機塩素化合物や重金属をトレーサーとした鯨類の生態解明の試み(藤瀬良弘・安永玄太・田辺信介)/鯨類の資源量推定のための飛行機目視調査―スナメリに対する調査―(吉田英可)/安定同位体比を用いた鯨類の生態研究(坂東武治)/鯨類の人工授精に向けて―雄ミンククジラにおける精子の保存と利用―(茂越敏弘)/南極海鯨類目視調査による資源量推定方法の問題点―観察者の経験年数を例として―(森光代・松田裕之)/鯨類資源変動傾向の解析のためのHITTER-FITTERプログラム(袴田高志)/IWCで用いられている鯨類資源評価・管理に関する数理的手法(岡村寛)
<調査と倫理>
JARPAの南極海産大型鯨類の生物学的情報入手への貢献(ルイス A. パステネ)/人道的捕殺とは何か―捕鯨と動物福祉―(石川創)
−コラム−世紀を越えたシロナガスクジラ(加藤秀弘)

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