干潟の生態系モデル

干潟の生態系モデル

J. バレッタ & P. ルアルディ:編 中田 喜三郎:訳

B5判/374ページ/定価 本体8,641円+税
ISBN4-915340-13-1

本書では実際に生態系モデル(SESAME)を使い,コンピュータ・シミュレーションにより排水が干潟(エス チャリー)へ与える影響を解析し,干潟の生態系の構造と機能の把握を解説した。モデルを使い検証していくということは,干潟の浄化機能が沿岸域の生態系へ 及ぼす作用が水産へ与える影響を考えるうえで“非常に有効な方法”であると提起している。
●目次●
第1部:エムス生態系の概要
・モデル開発の背景とモデル計算のためのハード・ソフトの概要
・非生物環境と生物環境の記述
・非生物環境と生物環境の記述
・モデル化の一般的な考え方,モデルエスチャリーの境界条件,有 機物の分配の方法
第2部:モデルの設計,定式化へ
・生態系モデル ー物理的な輸送機構ー
・浮遊生態系モデル ーバクテリアや微小動物プランクトンの過程ー
・堆積物中の生態系モデル ー好気層と嫌気層の中の生態系構成要素の変化を求める方法ー
・表在性の生物のモデル ー干潟を利用する生物の動態をモデル化ー
第3部:結果と解析による検討
・モデルの検証の方法
・浮遊系モデルについて
・底生系モデルについて
・表在性モデルについて
・輸送モデルについて
・EMSモデルを別のエスチャリーに適用した結果
付録/EMSモデルの各サブモデル部のプログラムリスト
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