改訂 水産海洋ハンドブック

A5判上製箱入り/644ページ/定価 本体8,500円(税別)/ISBN978-4-915342-55-4
編集委員会:中田 英昭/上田 宏/和田 時夫/有元 貴文/竹内 俊郎/渡部 終五/中前 明


改訂版刊行! 現在の情勢にあわせて,改稿・補遺を行いました。

水産・海洋に関する最新の幅広い知識をまとめた,水産・海洋系学部研究者,学生,大学院生ならびに水産関連部局の行政担当者,水産試験場,水産関連企業等の研究者,技術者必携の書。

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【主要目次】
1章 水圏環境(海洋環境/陸水環境/環境保全/水圏のエネルギー資源)
2章 水産生物(水産植物/水産動物)
3章 水産資源管理(水産資源管理の背景と目的/資源動態の理論/資源調査と資源特性値の推定/資源量推定法/水産資源と環境/資源管理/水産資源各論)
4章 漁業技術(漁業技術概論/漁具と漁法/魚群行動の基礎と応用/漁獲選択性とその応用/漁具材料と資材/漁具力学の理論と設計技術/漁業機械/漁船工学/水産音響/航法システム/漁業情報/漁業技術各論/捕鯨業/内水面漁業)
5章 生物生産(生物生産の基本/増殖の方法/種苗生産の原理と栽培漁業/養殖の原理/種類別主要魚介藻類生産法/栄養と飼料/魚病と診断/遺伝と育種)
6章 水産化学(水産化学概論/タンパク質/核酸と遺伝子/脂質/エキス成分/色素/臭気成分/魚肉の死後変化と鮮度/海藻の化学/生理活性物質)
7章 水産物利用(水産加工/水産物の冷凍・冷蔵/水産物の調理/水産食品衛生)
8章 水産経済(概論/漁業生産/漁業労働/漁業経営/協同組合・金融/流通と価格/水産加工業/漁村活性化と漁業地域がもつ諸機能/国際協力)
9章 水産法規(概論/多国間条約/二国間条約/基本法/水域に関する法律/漁業管理,水産資源の保存,管理に関する法律/水産振興・流通に関する法律/ 生息環境の保全,管理に関する法律/水産業団体・金融に関する法律/災害・保険に関する法律/漁港,地域振興に関する法律/漁船・船員に関する法律)



<正誤表>(2012/7/12更新,上から掲載順)

ページ数/位置

519ページ 右段,最下行 IUU(不法、無規制,無法国)漁船 → IUU(不法、無規制,無報告)漁船
524ページ 右段,4行目 預金総額2,305億円 → 貸付総額2,305億円
524ページ 右段,5行目 1兆2,004億円 → 1兆2,044億円
445ページ 左段,下から4行目
亜硝酸ナトリウムの添加が許可されているが,その残存量は製品1kg当たり0.05g以下でなければならない →
亜硝酸ナトリウムの添加が許可されているが,その残存量は製品1kg当たり0.005g以下でなければならない

【補足】:食品衛生法では,すじこ,いくら,たらこは発色剤として亜硝酸塩の
使用が認められており,使用基準は亜硝酸根(NO2)として0.005g/kgとなっています。
69ページ 右段,上から2行目
ミカエリス-メンテン(Michaelis-Menten)の式
V = Vmax(S / Ks+S) →
V = Vmax[S /(Ks+S)
23ページ 左段,下から10行目
約1/3に半分に匹敵 → 約1/3に匹敵



<追補>(2011/8/8更新)

養殖魚の管理マニュアル化(養殖HACCP)から養殖生産工程管理手法(GAP手法)へ
平成10〜12年当時,水産庁からの委託により(社)大日本水産会では「養殖魚の管理マニュアル化(いわゆる養殖HACCP)」の制度化を図る目的で,ブ リ編(平成11年3月)を皮切りに,海苔編(平成12年3月),ホタテ貝編(平成13年3月)のHACCP導入マニュアルを作成した。その後,平成19年 3月に閣議決定された水産基本計画にGAP手法導入の普及および促進が謳われ,平成22年3月には養殖生産工程管理手法(GAP手法)の手引きが作成され た。このGAP(Good Aquaculture Practice)の概念は,養殖HACCP(Hazard AnaIysis CriticaI ControI Point)のそれと何ら違いはない。すなわち,養殖水産物の食品安全の確保等を目的に,養殖業者自らが生産工程で想定される危害要因等(食品を汚染する 病原生物,有害化学物質,貝毒,残留医薬品および食品に混入する異物など)の管理すべき項目を決定し,管理方法を定め,その方法に従って養殖業を行い,作 業結果を記録し,その記録を点検・評価して改善点を見出し,逐次養殖生産の改善に活用するという一連の管理手法である。このGAP手法については地域に即 したGAP手法を検討し,導入のための体制整備と啓発・普及を行う必要があるされている。
国際食品規格(コーデックス)委員会*などにおいても,GAP手法は生産段階におけるリスク管理の手法として,その導入が有効かつ経済的であると推奨されており,欧米諸国では導入が進みつつあるほか,わが国でも農業においては普及が進められている。
このように,養殖生産物についてはGAP手法による管理を行い,それら水産物の加工についてはHACCP手法の管理により,一貫して水産物の安全性や品質 の確保を行うことが可能になることから,消費者・食品事業者等の信頼を確保するのみならず,世界各国への輸出品としても販売の促進に有効となる。

*コーデックス委員会:消費者の健康の保護,食品の公正な貿易の確保等を目的として,1962年にFAO及びWHOにより設置された国際的な政府機関であり,国際食品規格の作成等を行っている。
参考資料:(社)大日本水産会資料・農林水産省HP
(文責:竹内俊郎)


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水産海洋ハンドブック

A5判上製箱入り/約600ページ/ISBN4-915342-44-1
編集委員会:中田 英昭/上田 宏/和田 時夫/有元 貴文/竹内 俊郎/渡部 終五/中前 明


水産・海洋に関する最新の幅広い知識をまとめた,水産・海洋系学部研究者,学生,大学院生ならびに水産関連部局の行政担当者,水産試験場,水産関連企業等の研究者,技術者必携の書。


【主要目次】
1章 水圏環境(海洋環境/陸水環境/環境保全)
2章 水産生物(水産植物/水産動物)
3章 水産資源管理(水産資源管理の背景と目的/資源動態の理論/資源調査と資源特性値の推定/資源量推定法/水産資源と環境/資源管理/水産資源各論)
4章 漁業生産(漁具の分類,漁法の分類/魚群行動の基礎と応用/漁獲選択性とその応用/漁具材料と資材/漁具力学の理論と設計技術/漁業機械/漁船工学/水産音響/航法システム/漁業情報/主要漁業)
5章 生物生産(生物生産の基本/増殖の方法/種苗生産の原理と栽培漁業/養殖の原理/種類別主要魚介藻類生産法栄養と飼料/魚病と診断/遺伝と育種)
6章 水産化学(水産化学概論/タンパク質/脂質/エキス成分/色素/臭気成分/魚肉の死後変化と鮮度/海藻の化学/生理活性物質)
7章 水産物利用(水産加工/水産物の冷凍・冷蔵/水産食品衛生)
8章 水産経済(概論/漁業生産/漁業労働/漁業経営/協同組合・金融/流通と価格/水産加工業/漁村活性化と漁業の多面的機能/国際協力)
9章 水産法規(概論/多国間条約/二国間条約/基本法/水域に関する法律/漁業管理,水産資源の保存,管理に関する法律/水産振興・流通に関する法律/ 生息環境の保全,管理に関する法律/水産業団体・金融に関する法律/災害・保険に関する法律/漁港,地域振興に関する法律/漁船・船員に関する法律)


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